私はちいさいころから冒険好きな子供でした。そう、お化け屋敷とか、小さな森とかよく探検したものです。それがある時を境に探検とか、冒険とかを極端に恐がるようになってしまったのです。何があったのか、記憶にはありません。わかっていることは、私は7人の友達と町外れにあるお化け屋敷へ探検に行き、3日後にそのお化け屋敷から10キロも離れた海岸で発見されたということ。そして7人の友人のうち3人はいまだ見つかっていないということだけです。
それ以来私はこのお化け屋敷には近づこうともしませんでした。しかし、そうも言っていられない事件が起こりました。無事助かった4人の友人の一人が再びこのお化け屋敷に足を踏みいれ、戻ってこないというのです。
私は単身お化け屋敷に足を踏みいれる決心をしました。友人を探し出すために。

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