Adobe Photoshop を使用しての画像の取り込み(スキャン)

Photoshop を起動し、スキャナーからの入力を選択する。 この画面は、プラットフォーム(Windows95 / Mac)やバージョンにより多少の違いはある。ここでは、Windows95 版の Photoshop LE と Sharp JX-250 を使用している。



スキャナーが接続されていることが確認されると、以下のようなウィンドウが開く。 右側はプレビュー画面、左はスキャン条件等を設定する画面である。



スキャナーに原稿・写真をセットし、[プレビューボタン]を押す。原稿の内容がプレビュー画面に表示される。原稿の位置・サイズ等を画面で確認する。全面が必要ではなく、一部分のみをスキャンする場合は、その範囲をプレビュー画面内でマウスのドラッグすることにより指定する。



状況に応じてスキャンパラメータを変更する。 以下では、[フルカラー][150dpi] での取り込みを指定している。




[スキャン] ボタンを押し、本取り込みを行う。



終了するとPhotoshopに画像が転送されるので、スキャンウィンドウを閉じる。 画像の保存などは Photoshop 側で行う。

取り込み(スキャン)時の注意点など

解像度と画像サイズについて

• デジタル画像のファイルサイズはピクセル数に比例する。
• ピクセル数が多い画像のほうが細部（ディテール）がはっきりした画像になる。
• ファイルサイズはファイルの保存に必要なディスクスペースと、ファイルの編集・印刷時の速度を決める重要な要因になる。
スキャン解像度を決める際には、高画質の画像の生成に必要なデータをすべて含みながら、ファイルサイズを最小限に押さえることを考慮する。
つまりは、
• 最終的な目的が紙への印刷である場合には、ある程度の解像度(300dpi以上)が必要になる。
• スキャンした結果をWeb (ホームページ)等で利用するのであれば、高解像度は必要ではない(100dpi 以下でも十分)。
ということを、実際に経験を積みながら学んでほしいのだ。

設定パラメータが「いい加減」であれば、「いい加減なデータ」しか生成されないのである。