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2018年度 C言語プログラミングI
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実数について
型と実数
(特に)コンパイラ系の言語では、変数の型が重要になることがあります。
C言語も変数を利用する際に
型
を指定する必要がありました。
C言語でよく使用される型には
・
int
・
char
・
float
などがあることがわかりました。
さらに、これまで、整数型(int)に対して、
・変数宣言
・代入と計算
・画面への表示
を学習してきました。
実数(小数点つきの数)を利用することを学習しましょう。
プログラムで実数を使用したい場合には以下の点に注意してプログラムを作成することになります。
実数型変数の宣言
float
を用いて宣 言しましょう
例)
float var;
実数の計算
小数点つきの数を使うようにします
例) 1.0, 3.1415 ...
実数型変数の内容をモニターに表示
%f
を使用する
例
)
printf( "平均 = %f", heikin );
これまで学習したプログラムで、上記の点に注意して変更すれば、実数が使用できるようになる。
課題
: 整数型を用いて計算するプログラムを、上記の点に注意して実数を用いるプログラムに変更してみましょう。
型変換
確認:
代入される(された)数値は何?
整数型
(int)
の変数に 2.3 を、実数型
(float)
の変数に 2 を代入してみます。さて、変数の内容はどうなりますか・・・?
変数の型の影響について確認しておきましょう
キャスト
と型変換について
型を変換するにはどうすればいいのか?
int 型の数値・変数を float 型に変換するには?
↓
キャスト を使います
キャストは、型
(= char, int, float)
を
( )
で囲んだ演算子です
(int) (char) (float) など
例)
整数型 i から 実数型 f への変換
f =
(float)
i ;
整数型の計算結果を実数に変換する
f =
(float)
( 2 + 3 ) / 2 ;
実数の計算結果を整数に変換する
i =
(int)
( 2 * 3.1415 ) ;
Kunihiro Egami <egami@egamix.com>