1999年度のマルチメディア論の授業は終りました。 この授業のページは参照用の資料として保存しているものです。最新の情報・資料は江上の授業ページで。
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最近気になっている問題・・・

社会全体としての問題で、な〜んか気になることについてコメント

電力問題

・背景
        ネットワークの普及・発達
        パソコンユーザの増加
        パソコン使用時間の増加
        ネットワーク・コンピュータの高速化・大容量化

        → 電力消費を増やす方向に作用

        ・さらにアナログよりデジタルは数倍電力を消費する

・エネルギー不足に発展する可能性

・現在でも電源関係のコンピュータ・トラブルが発生している


 
パソコン廃棄

・背景
        パソコン出荷量の増加
        平均パソコン買い替え期間の短縮
            → 現在は2年切る(次第に短くなってきている)
 
・パソコン → ゴミ化?
        1996年〜10万トン
        2002年〜20万トン(大量の Windows95 機が寿命を迎える?)
 
・使われなくなったPCの現在の対応
   1) 3/4 は押入れや地下室へ(お蔵入り)
            → かつては高価なものであったので、心理的に捨てられない
            → さらにはどう処分してよいかわからない
 
   2) 1/4 が有害廃棄物となって埋め立て
            → そのうち壊れて有害物質が染み出してくる可能性あり→地下水等の汚染
 
   3) 一部が再利用
            → 秋葉原などの中古市場などに流れる
            → 分解され再利用される
 
・マシンを長く使えば使うほど(古いほど)処分に費用がかかる
・オフィス等のPCはある程度回収・再利用を行われているが、家庭のPCは回収が難しい
・パソコンの廃棄コスト(1998,IDC) = (廃棄に必要な時間・手間・費用の合計)
  1. 会社内の他の部署で使用する
  2. 寄付する
  3. 従業員に売る
  4. 中古パソコン業者に売る
 
・有害物質(たとえば鉛、クロム、亜鉛など)の処理
        たとえば鉛
            ブラウン管(CRT), 鉛半田(結線)
 
・リサイクルに期待
        → でも新品も十分安くなってきている
        → 古紙の再利用が進まないのと同じ問題が発生する?
        → 使用OSやアプリケーションなどのソフトウェア・ライセンス
 
・ボランティアベースで古いパソコンを寄付しようとする動きもある
        → 非営利団体・教育機関・他国(中国、ブラジル・・・)

      趣旨はすばらしい
 
        技術や流行が変化する→少々古くても・遅くても良いという人は必ずいる
        でも焼け石に水か?
 
・リサイクルを義務付ける法案の検討
        → でもメーカ側には負担高
        → 費用は誰が?
        → ちゃんとリサイクルされるのか(メーカ → 消費者 → メーカ)
        2001〜の家電リサイクル法ではパソコンは対象外(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコン)

 
参考・関連リンク


 
 
 

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