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 森の中では、多くの植物が散らばっているので、
虫の力に頼るようになりました。
  そのために、ここには美味しい蜜や栄養になる
花粉があることを知らせるしくみが発達しました。
  花の発達です!
  逆に言えば風媒性の花は目立たなくてもよいわ
けです。
 裸子植物のほとんどは風媒性で、そのぶん、花粉
は大きく他の花の柱頭に衝突するチャンスを増やし
ています。

 

<生徒と先生の会話>

先生

花粉のかたちにはいろいろなものあったけど、
虫媒性のものには昆虫の体に付きやすい刺や
粘り気のある糸状のものが花粉の表面にあり
ます。

生徒A

風媒性のスギやマツは袋のなかに入った空気
がついてたんですよね!

先生

そう、それにね、とてもたくさんの花粉がつ
くられているんだ。スギの場合、一本の木で
どのくらいだと思いますか?

生徒B

10kg!

先生

そんなに多くはないけど、20cmの枝で10
億個の花粉がついてるらしいよ。一本で1〜2
kgもの重量になるんだ。


生徒C


それが煙りのように拡がって山から都会まで飛
んでくるんですね!スギの花粉は目にみえない
よ!

先生

風にのりやすくするには、小さい方がいいんだ。
でも多くのマツ科の花粉は柱頭に衝突しやすく
するために大型化している。それでも遠くへ運
ばれるために空気の袋までもっているんだ。

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