フローチャートの統合

テキストには「合計計算」と「件数カウント」を組み合わせて「平均計算」のフローチャートを作成するというのがあります。
こうしたフローチャートの統合ができるかどうかは、それぞれのフローチャート同士が、互いに干渉しないかどうか（＝独立しているかどうか）にかかっています。

例） 順番が決まっているものの書き換えは難しい・・・
　　　手順が決まっているもの・・・
　　　　　　１　→　２　→　３　→　４　→　５

　　　書き換えて、
　　　　　　１　→　２・４　→　３　→　５
　
　　　などとはできないことが多い。　　→　料理、組み立てなどの例・・・
　
　　　お互いに独立していることの書き換え・・・
　　　　　　１　→　２　→　３　→　４　→　５
　　　　　　Ａ　→　Ｂ　→　Ｃ　→　Ｄ　→　Ｅ
　
　　　効率などの面に目をつぶれば・・・まとめることは可能
　　　　　　１・Ａ　→　２・Ｂ　→　３・Ｃ　→　４・Ｄ　→　５・Ｅ
　
例） たとえはよくないが「ながら」作業・・・
　　　テレビを見ながら夕食を食べる
　　　　　　・テレビを見ることと、夕食を食べることは　　独立？
　
　　　でも、食事をしながら眠ることが困難
　　　　　　・食事と、寝ることは　非独立？
　
　
ということで、条件が合えば、お互いを統合して、１つのループ構造にまとめることが可能である。
　
　　　　
　　　

「前判定ループ」と「後判定ループ」の間の書き換え
　
１回以上の繰り返しを行うループであれば、比較的簡単に置き換え可能か？
    →　１〜４までの合計を求めるフローチャート
　
ところが・・・
　　・前判定ループ　：　０回以上の繰り返し
　　・後判定ループ　：　１回以上の繰り返し
この、「０回」というところの違いが意味を持つようになると・・・ちょっとした工夫が必要！
　
　
また、入力を伴う処理では、入力した結果に対する正当性の判断が必要であるから、
　[入力] → [入力チェック]
組み合わせの部分は分解しにくい・・・
　
　
では、どうすれば・・・？