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やーっと、非常勤先の試験の採点・評価が終わり、成績の入力を済ませる。
さて、ちょっと時間ができたので、部屋の整理とか。先日 Xacti で撮影した学生の発表ビデオをパソコンに保存しておこうと、こちらもコピー整理を始めた。 のだが、がーん。ひさびさに Windows にメディアを壊される羽目にあう。
作業途中で Windows がエラーを起こし、再起動してみたらコピーは失敗しており、おまけにメディアは壊され「フォーマットしますか?」状態。 つまり有効なドライブ・パーティションとは認識されないような有様。 ドライブとして読みとれないようなので、手持ちの Windows 上で動作する復元ツールも効かないようだ。 うは。 とにかく、急いで Linux でメディアのデータを全部 dump。 さて、どうしたものか。 時間の無駄かもしれない(がんばっても復元できないかもしれない)ので、データについてはあきらめて捨てちゃってもいいかと思ったが、 久しぶりにデータ堀りの腕試しと思って始めてしまったわけ(むかーし、にたような件でツールを作ったこともあったし)さ。
撮影された MP4 ビデオファイルが連続しているなら・・・と、 ファイルブロックの構造をみながら簡単なツール群を書いてデータを掘り出してみたり。 ひとしきり時間を掛けた後に、この方法ではダメなことがわかった(掘り出したデータは再生できない・無効であるとされてしまう)。 クラスタ単位でブロック毎に ftyp, stss, stsc, stsz, trak, stsc, stsz, udta, mdat などと(quicktimeの?) ID が並んでいるのだが、単純復元ではファイルを再現できない。 つまり、Xactiで撮影された MP4ビデオの保存データのクラスタは連続していないのだ。 ビデオサイズ(= 撮影時間)によって変化する playback 用のデータ?みたいなものが先頭付近のブロックに付いているようなのだ。アロケーションは FATテーブルを前後にジャンプしていると思われる。 そのため、多分世に出回っているファイル削除-復元ツールの類も上手く復元できないだろうと思われる。 ファイルサイズが1MB以下位で小さければクラスタ単位で中身をみながら手作業でガラガラポンしてもよいが、GBクラスのサイズだと絶望的。
今日はまともに作業できそうもないので、早めに帰宅。 が、気になって、結局リモートから(メディアの dump image は職場の PC に入っているので)作業続行。 ビデオファイルのサイズが大きいので、たいした作業ではなくても時間がかかる。
クラスタ単位の再構築は無理だとわかったので、 ディスクイメージがどんな風に壊されているのか確認することにした。 結果は・・・ちょいと時間がかかったが、 パーティションの先頭ブロック、FATの先頭ブロック(2つとも)、ルートディレクトリエントリ、などがそれぞれ1ブロック(512Byte)分関係のないデータが書き込まれ破壊されていることがわかった。 で、それっぽいデータを作り上げて復元・・・できたことはできたはず。 ファイルが大きいので、リモートからは最終確認はできず。
(追記)翌日、掘り出した MP4 ファイルが再生できることを確認した。今回はFATのほとんどが破壊されず残っていたということが幸運だった。Windows もそこまであこぎではないということか(前向きに考えましょう)。
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Last-modified: Mon, 04 Feb 2008 02:44:03 JST
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