Egamix's Diary

古く、2Mbps しか使えない不良資産化しつつある NCR 製 WavePOINT II の再生を考える。まねしようと考えている方は自己責任で行なっていただきたい。

• ファームウェアのアップデート

この古い WavePOINT II は、後継機の AP-1000 がハードウェア的には近い製品のようだ。 ORiNOCO APなどからたどって、WPAP75.exeを使ってAPのfirmware を最新版にアップデート(製品が古過ぎるので一旦中間バージョンのファームウェアにアップデートされてからの処理になる)。 APの設定時にはちょっと古い R6.4winter2001 版を使わないと、カードのセキュリティ設定でエラーが発生する。 R7.5spring2002 版では 802.1X認証のタグがでて設定できるようになっているが、これがちゃんと動作するかどうかは不明。radius 認証は問題なく動作している。

(補記) 結局 firmware は R7.5同梱の AP-1000/WavePOINT II ver3.95 用のファイル "wpnt395.bin" を用いることになる。R6.4同梱のver3.71のファイル "wpnt371.bin" では下記11Mbpsの新しいカードが認識されなくてアクセスポイントも停止してしまう（ひどい目にあった）。

(補記２) ただし、ver.3.95では一部の無線LANカードとの通信に問題がおきるようだ。アクセスポイント -> クライアント側のパケットが短くちぎれてしまう場合がある。

• メルコの 11Mbps カード

orinoco純正の802.1b対応 11Mbps PCMCIAカードは値段がはりすぎるので、 他に使えるカードを探索。 どうやら、MELCO WLI-PCM-L11G が使用可能なことが判明（というか実際にいろいろ差してみてわかったのだが）。 中身は wavelan と同じという書き込みも見受けられるが、確かに、概観はまさにそっくり。 チャンネルの設定、WEP の設定は当然として、 セキュリティの "close system" の設定も問題なく機能している。

試しに、intersil製チップの他のカードを差してみた。設定ユーティリティから見えはするものの、設定はできず、当然動作もしない。

カードの値段的には 1/10 程度で、手軽に拡張できていいじゃん。"駄メルコ"と馬鹿にしてごめんなさい。助かりました。

(補記３) なるほど、安くなっているのは、54Mbps に移行しようということで、 半分叩き売りしているわけだからなのね。在庫がなくなったらもう終りということに なるのかしら。

• radius による mac address 認証

セキュリティの強化のために センターサーバを用いて mac address レベルのアクセス制御を設ける。 radius のサーバとしては gnu-radius を使ってみた。 アクセスポイント側からはユーザ名としてクライアントの mac address が "001122-334455" の形式で渡される。 これを Accept してあげればよい。

001122-334455   Auth-Type = Accept
        Service-Type = Framed-User

"Login-Time" を使えば利用可能時間を指定することも可能である。

• ついでに古い WaveLAN カードの firmware もアップデート

必要に応じて。

その１。 桶川市でおきた猪野詩織さん事件。 いろいろなところで手抜きがあって、人の命が失われた。 さらに、その後もさらに手抜きがあった。 最初はメディアも、裏付けのない情報でむちゃくちゃ言っていたでしょう。 警察ばかりをそんなに責めることができますか？

その２。 防犯カメラの映像をチェックして犯人を捕まえたと言う事件。 お見事といいたいのと同時に、 見事に監視されているのだなと言うことを実感させられる。 マイノリティ・リポートのようにコンピュータ直結の認証とまではいかないものの、 今回の捜査は要は同じことなのよね。 アップデート作業が中断している、「監視カメラを監視する」ページを復活するぞ！

北朝鮮のミサイルに、ハウステンボスの自力再建断念・・・ 最近は本当に事件事故のニュースが多いです。